クレジットカード枠が足りない時の対処法|物販で資金が回らない理由

副業リスク管理ラボです。

売上拡大でカード枠が埋まる構造については
「売上が伸びるほど危険?物販で資金ショートが起きる瞬間」で解説しています。

カード枠が足りない。
決済が通らない。
支払い日が近い。

この状況になると頭が真っ白になります。
どうしたらいいのか分からなくなり、途方に暮れる気分になります。

ただ、まず言いたいことがあります。

カード枠不足は「詰み」ではありません。
多くの場合、それは資金事故の入口です。

この記事では

・今すぐ確認すること
・現実的な対処
・なぜ枠不足が起きたのか

自分の体験を交えながらこの順番で解説していきます。

《この記事で分かること》
1. クレジットカード枠が足りない時にまずやるべき3つの確認
2. カードが止まりそうな時にできる現実的な対処法
3. カード枠不足を引き起こす資金管理の落とし穴


① まず3分で確認すること

まずは現在の状況をもう一度チェックしましょう。

・現在のカード利用率
→枠に対してどれくらいの金額を利用しているのか。

・今月確定している支払い
→今月いくら必要なのか。

・出金予定日
→手元にお金が集まる日はいつか。

・全カード利用額
→そして現状カードでいくら使っているのか。

こんなことしても意味ないだろ、そんなふうに思う人もいるでしょう。

しかし、全体を把握することは客観的な視点を与え、人を一旦冷静にさせます。

まず何をしないといけないか、その一歩を踏み出す気持ちが芽生えてきます。

カード枠が足りなくなる原因の一つは、
売上と入金のタイミングのズレです。

その構造については
月利とキャッシュフローはなぜズレるのか?で詳しく解説しています。

② 今すぐできる対処

まず最も即効性があるのは先払い(繰上返済)です。
ただ、現状難しいという人もたくさんいると思います。

次に検討するべきは一時増枠申請をすること。
恒久増枠は中々審査が厳しかったりするので、こちらの方がより現実的な検討案です。

次にやるべきことは回転を止めること。

つまり一時的に資金の動きを止める。
仕入れを止める。
手数料を止める。

いわば止血ですね。

更に見直すべきは利益率の低い商品、赤字商品を出品取りやめることです。

注意すべきは、売上で解決しようとすると事故が加速するということです。

よほどの勝ち筋か延命措置が見出せない限りはこれはやめましょう。

そしてこれは誰でもできるというわけではないですが、個人事業主であるなら金融公庫に一度相談するのも手です。

事業である種仕方がない事故ということや返済計画を資料付きで説明できれば、事業資金を貸してくれる場合もあります。

また、日本政策金融公庫だけでなく

・商工会議所
・商工会
・自治体の中小企業支援窓口

などでも資金繰り相談を受け付けています。

地域によっては融資制度や支援制度の紹介を受けられる場合もあります。

もちろん誰でもすぐに資金が借りられるわけではありません。

ただ、資金事故というのは完全に詰まってからでは手遅れになることが多いです。

早めに相談するというのも一つの対処です。

③ 絶対にやってはいけないこと

そして一番やってはいけないことが以下の3つ。

・新規カード乱発
→新しいカードを作る事は何の解決にもなりません。むしろ金利が付く分借金が膨らむ構造です。

・リボ逃げ
→リボなんてもってのほかです。加速度的に負債が積み上がります。絶対やめましょう。

・売上拡大で解決
→冷静になりましょう。
今は売り上げで拡大するのはやめましょう。

焦りはレバレッジを加速させます。

④ なぜカード枠が足りなくなったのか

そもそも何故カード枠が足りなくなったのでしょうか。

おおよその原因は以下の通りです。

・利用率を設計していない
→あればあるだけ使い、金を稼いで支払うという安易な考え。
月のカードの枠から逆算して仕入れをするのも一つの手です。

・全カード合算を見ていない
→カード一枚一枚の枠や使用量をきちんと把握していない。

・入金と支払いを分けていない
→収入と支出を分けて可視化し、キャッシュフローを把握していない。

特に海外販売では、入金サイクルの影響を強く受けます。

詳しくは
eBayの入金サイクルとカード支払いのズレを参考にしてください。

つまりカード問題ではなく資金構造問題でしかないわけです。

⑤ 結局どうすればいいのか

ここまで色々書きましたが、結論を整理します。

カード枠が足りない時にやるべきことはシンプルです。

① まず全体の利用額を把握する
② 支払いまでの資金を確認する
③ 必要なら一時増枠や先払いを検討する
④ 回転を止める

この4つを整理するだけでも状況はかなり見えやすくなります。

ただし、ここで終わりではありません。

多くの場合、枠不足は資金構造の問題の結果です。

同じことを繰り返さないためには資金の流れそのものを理解する必要があります。

Q&A

Q1. 今日カードの支払いができない場合どうなりますか?

支払いが遅れるとカード会社から督促が入ります。
すぐに信用情報に影響するわけではありませんが、長期延滞になると信用情報に記録される可能性があります。

まずはカード会社に連絡し状況を説明することが重要です。

Q2. 一時増枠は危険ですか?

一時増枠そのものが危険なわけではありません。

ただし資金構造が崩れている状態で増枠を使うと、問題の先送りになることもあります。

利用率と返済計画を把握して使うことが重要です。

Q3. 複数カードを使うのは危険ですか?

複数カードを使うこと自体が問題ではありません。

ただし全体の利用額を把握していないと、支払いが重なったときに資金ショートを起こしやすくなります。

Q4. 利用率はどのくらいが危険ですか?

明確な基準はありませんが、利用率が高くなるほど資金の余白は減ります。

返品や入金遅延などの突発トラブルに対応できる余白を残しておくことが重要です。

まとめ

カード枠が足りないという状況は珍しいことではありません。

多くの場合それは

カードの問題ではなく資金構造の問題です。

・利用率を設計していない
・全カードの利用額を見ていない
・入金と支払いを分けて管理していない

こうした状態が続くと、いつかカード枠は足りなくなります。

重要なのは対処よりも設計です。

資金の流れを理解し、余白を残す。

それができれば同じ事故は繰り返さなくなります。

カード枠の問題を根本的に防ぐには、
売上ではなく 資金の流れを管理することが重要です。

副業資金繰り表テンプレはこちら。

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